作词 : IDONO KAWAZU作曲 : IDONO KAWAZU「 フゴウ 」 と 「 フキョウワ 」渇いた柑橘、搾り尽くした骨惜しみ訓戒薙いで捨てた裏道廻道迷い道と「むなしさ」は寒さか惧れの所為か届かない触れられない果実睨んでいたまた一つ、誰かが漿果を奪ってゆく狭量な拙僧と言えば彼らが喫す果蜜蜜も悦も毒になることを祈っているねえ如何してねえ如何して、堪えて何もできない、恥も仰いだ筈なのに奔って、転んで、潜って泥に塗れた僕は、また「輪転」り続くだろうか呈色な飾燈と対なす鼠似た眇眇蹉跌瘢痕を隠す白粉邯鄲の楼墜ちてゆく単純な理由も理屈も理性も鈍ならば衒学癖も格言でも月夜に灯でしょうねえ如何してねえ如何して詰まって何も言えない覚悟していた筈なのに苦悩も焦慮も、すべて絡繰られたる僕はまだ「夢寐」を見るのだろうか廉潔、罪障、揺るがす絶え間で僕は蟒呑干し一体何処へ彷徨いゆくのか辿り着くのかねえ如何してねえ如何して、霞んで何も見えない明日は明るい筈なのに誤謬も矛盾もすべて崩れ落ちそうな僕を唯守るためもう絶対金輪際混在誰も汚せない、僕の所為だと俯いたもういいや、もういいや、もういい「これで良かったんだ」と認める他術がないんだ、涕の海も、翳る空も