止まない破壊の音 途切れた仲間たちの声はあまねく哀しみの連鎖を誘う 終わりの気配が近づいていた移ろう波に消えた 愛しいあの人の姿私の身体に残された時間も もう長くはないのだと悟った鉛の雨に視界が霞んでも お互いを近くに感じていた傷つきながら猛く叫んだ 「我を願みず敵を撃て」と数知らない敵影に阻まれても 今は恐れずに心燃やす君の声が戦場に響いたから 力尽きる時まで傍で護るよみんなで過ごした日は ほんの少しだけだったけれどあんなに幸せになれたのだから もう悔いはないのかもしれないね孤独な旅の最中に迷っても 思い出があるなら寂しくない暗い海の底に沈むのも 二人ならいいと思えるんだ私たちは残酷なこの世界で 遠い未来へと夢を紡ぐたとえどんな砲撃に曝されても 今日を生きた証になると信じてこの身が滅びたとしても この子だけは護りたいと思う不意に背中を押された 君がいないどうして……!(さよなら)最後くらい傍に居させて……溢れ出した涙も拭わないまま 顔を背けずに深く刻む君の意思が永久に消えないように僕にくれた言葉を忘れないように「―ねぇ、笑っていて?笑顔が大好きだから」