作词 : IDONO KAWAZU作曲 : IDONO KAWAZU「僕は長く生きてしまったと思う」そう言って俯いてそうして泣いた生まれながらの道化師は多くの人間を騙してきた敷かれた線路と劣等感半端な矜持を傷つけながら然有らぬ躰を為熟せば誰からだって疎まれない縦横無尽な表情筋「破顔の仮面」は厚いまま馬鹿みたいに燥いでいた彼奴はもう雲の向こうで飛んでいるされど、何一つ変わることはない渇いた都市も省みない僕も何だか哀しくなったんだ全て虚しくなったんだ脳に喰いつく病に堕ちてゆくただ感じなくなったんだ蕩けだした感覚まだ「間違い」を抱きしめながらさこの河を下ってゆけば何時か海原へと続くと思っていたが流れは止み、霧は立ち一寸先は何処へやらで減点法の世界では外へ踏み出すのも億劫で言葉の剣と鋼の意思を持たぬ僕は差し詰め魯鈍の蛙何かを失くす恐怖に耐えられず捨ててしまう位なら何も望まぬ方がいいのでしょうそんな暴論、吞んでしまうほどに腐っていた僕は哀しくなったんだ全て辞めたくなったんだ声にならず、嗚咽が漏れてゆくまた分からなくなったんだ没意義なる循環ただ、当てもなく流されんのならば自己顕示も自己嫌悪も何もかも何処までも糧にすればいい微かに残る熱を覚え闇空が白くなってゆく祈っていますこの想いが途絶えぬように祈っています清く正しく病めますように祈っています明日くらい晴れますように祈っていますまだ・・・「僕は長く生きてくんだと思う」そう言って俯いてそして・・・