「いつまでたっても一緒 ならいっそ こんな一生は ここで終わってしまえ」と嘆いた背中の向こうでドアが開いてそれを 見もしないでいつもの様に一人で泣いていた編曲:三味線師範代P唄:猫村いろは「いつまでたっても一緒 ならいっそ 全部捨てて 何も考えず飛んだらいいさ 背中押してやるから さぁ行って」そういって君はいつもの様に笑い顔を作る「飛んでみたい」と思っていたことを見透かされていたようで複雑な心の奥が顔に出てなけりゃいいな一つずつ小さくなってく数字に反するように一つずつ大きくなってく心音に戸惑いを感じようと容赦なく触れる君の手に押し出されて飛び立った空「いつまでたっても一緒 ならいっそ こんな一生は ここで終わってしまえ」と嘆いてたこれまでの自分では到底見ることのできなかったこの色に君への想いを溶かすずっと 何処へでも好きなとこまできっと 行くことが出来そうだそうだ もっと素敵なものを見て 君にちょっと 自慢げに話してやろうやっと見つけた「希望」らしきもんに気づいてこぼれた笑みをかき消すように響きだす 声「何を望んでも一緒 もう一生 君と僕が 会うことなんて 二度と無いからさ 君は今から 何百 何千 何万人と消えてくんだ 背中押してやるから さぁ飛んでいた道は僕の意思じゃなく君の手のひらの上で複雑な心の奥はどうせ隠せそうにないや頬をつたう涙はもう遥か 後方に流れて目の前広がる人の海逃げ惑うさざなみに容赦なく近づくこの体こんなのは望んでない絶対的な君の声に全力で逆らってもう止まる気配のない涙は吹かないで最後の最後で「自分」になれた気がして緩んだ口元で「ありがとう」と誰かに言った